オートバイのレコード
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- 2013/09/11(Wed) -
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『W1 TOURING ~風を切り裂きバイクは走る』 こんなタイトルのレコードを最近 手に入れました。発売されたのは1978年。 KAWASAKI W1の音だけが録音されているレコード。 監修は片岡義男。
片岡義男さんからは学生の頃…バイクに乗り始めたころからの先生みたいに 色んな事を教わった。無機質な機械であるモーターサイクルをあたかも 生き物のように愛しくなる描写やツーリングの雰囲気 仲間とのふれ合いなど 僕のバイブル的存在でモーターサイクルへの憧れを最大にしてくれた。 今でもそう思ってます。
このレコードの存在は以前から知っていて 時々 ヤフオクにも出品されていた。価格は 新品の倍くらいの値が付いていて どうしようかなぁ~と思いつつ 録音内容が よく判らなかったので 入札はせず、そのまま忘れていました。 先日、伊豆ツーリングに行った時、MHRの友人がこのレコードの事を話し始め、久しぶりに 思い出した。最近、ツインのバイクに非常に興味が有るのですぐにノッタ。 幸い レコード盤が完璧に聞ける状態に在り 友達にも楽しんで貰えるならっと 出品されるのを待って 落札出来ました♪
■A面 日光いろは坂(第二いろは坂~湯滝) での録音 KAWASAKI 650RS W3
A面はW3 単独での走行音です。 キック4回目で始動! キャブトンマフラーからの歯切れの良い低音が聞こえます。 サイドスタンドを蹴り上げ いろは坂のワインディングをツインが走って行きます。 ゆっくりとした加速、減速。シフトの音も聞こえている。加速の時に一瞬 咳きこんで 排気音が途切れながら立ち上がって行く雰囲気がリアルに聞こえてくる。
レコード盤を見れば解るのだが音の溝の振幅が大きく 低音がしっかり出ている。 持っているシステムでは低音が出過ぎてスピーカーがビビッて仕舞いヘッドホンで 聞いてます。これで聞くと自分が運転しているW3がずっといろは坂を走っている ように聞こえてます♪ ライダーは柏 秀樹さん。そうそう ご存知の方も見えると思いますが 今はKRSライディングスクールの校長先生をやっています。
■B面 西伊豆海岸 土肥~戸田 KAWASAKI 650 W1SA 2台 KAWASAKI 650RS W3 1台
この3台で西伊豆のワインディングを走ってます。 静粛の中 一台ずつ キックで 始動させていきます。もうこの3台での低音はたまりませんわ~。 ゆっくりと走り始めてゆっくり加速して行きます。まさに 3台でツーリングしている雰囲気。 マイクを搭載したW3が2台を追い抜き、先で停車して待ってます。そこに2台が 走ってきて右から左へ走り去っていきます。すぐに2台をスクランブルして 追い抜き海岸で待っている。Wのツインの音は滑らかでは有りません。 武骨な雄叫びとでも云うのか 加速した時の音はまさしく魂がこもっている…
海岸でエンジンを止めると波の音に包まれていてそこの景色が浮かんでくる。 そこへ後の2台が一台ずつ到着して それぞれエンジンを切る。 それぞれエンジンの止まる音がして静粛の中 波の音だけに包まれてます。 多分 、3人で 景色は良かっただの、あそこのコーナーでステップを 擦ったとか 会話が聞こえてきそうだ。
あくまでバーチャルなのだがその雰囲気は十分に楽しめてます。 何故にこのレコードの事を ここに書いているのか、よ~判りませんが ただ単にバイクが大好きな バイク馬鹿の証なんでしょうね!(笑)
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